6月報

いよいよ今年も暑くなってきましたね。その暑さにも負けず建築史研究室での6月は様々なイベントがあった一ヶ月でした。

論文執筆と並んで欠かせない小岩研究室での活動の一つが建築物の実測調査です。夏期休業中の本格的な調査に向けて主に学部四年生向けの調査練習が行われました。実は昨年は猛烈な雨に見舞われ非常に調査が難航したのですが、今年度のB4生は猛烈な日差しに見舞われることとなりました・・・。夏期休業中の過酷な実測調査を思えばいい練習になったのではないでしょうか(下写真)。

また一番の目玉はやはり研究室旅行でしょう。多くのメンバーが参加し、様々な文化的価値を持つ建築群を周りました。普段多く接する機会のないメンバー同士の親交も深まったようです。見学地としては富岡製糸場、競進社模範蚕室、金鑚神社、日本煉瓦史料館・旧煉瓦製造施設、妻沼聖天山を訪れました。詳しくは小岩研究室ホームページをご覧ください。写真の公開も行っています。

個人的には、埼玉県熊谷市妻沼聖天山本殿「聖天堂」の見学をしていた時少し大きな地震があったことが印象に残っています。我々が研究に専念できるのはいうまでもなくこれらの素晴らしい遺構が残されているからです。歴史研究に携わるものとしてそれらが残されていることを当たり前に思ってしまってはいけないと感じました。
   

暑い日が続きますがどなた様もお体に気をつけてお過ごしください。

M1 亀田