10月報

夏季休みを経て前回からかなり間の開いた更新となりました。皆さまご無沙汰しております。
さて、実質的に後期の始まりである10月は、同時に学部4年生たちの卒業論文執筆のラストスパートの最も慌ただしい一ヶ月でもあります。(早稲田大学建築学科では冬に全ての学部四年生が卒業設計に取り組むため、11月の上旬には卒業論文の提出期限が設けられる研究室が多いです。)

今年も研究室にほぼ泊まりがけで作業をする学部4年生と、自らの研究と並行してそれに付き合う修士生以上の学生が研究室で七転八倒する光景が毎日のように見られました。日増しに参考文献と差し入れで机上が荒れていく様は、奇妙にも思われますがお祭り騒ぎのようでもありました。

ずっと続くかのような忙しい日々ですが、11月にはいればすぐに発表会。終始一年生の私も、昨年の今頃論文がなんとか完成し発表をやり遂げた瞬間は学問を研究する喜びの一端を実感したものです。息つく間もない日々が学部4年生たちの今後の糧となる喜びに変わることを祈りつつ、10月報とさせていただきます。

次第に寒さも増し、寒暖の差が激しくなるこの頃、皆様もどうか体調など崩されませんようご自愛ください。

M1 亀田